>>Contents
マトウダイは見た目に似合わず非常に美味!
初心者でも気軽に狙える点もgood
マトウダイは長く伸びたヒレと前方に大きく伸びる口が非常に特徴的な魚で、漁獲量がそれほど多くないので一般的な知名度はそれほど高い魚ではありません。
しかし、フランス料理の世界では高級食材として扱われていて、その見た目とは裏腹に刺身や煮付け、鍋物やムニエルなど料理を選ばず大変美味しく食べることができ、特にカワハギのように肝醤油に付けて食べる薄造りと真冬の鍋物はまさに絶品と言えます。
また、船から狙えば初心者でも比較的釣りやすいという点もおすすめです。
今回はそんなマトウダイを泳がせ釣りで狙う方法についてご紹介します。
胴調子のジギングロッドとリールは電動・手巻きどちらでも可
柔らか目のロッドでフッキング率アップ
タックルですが、泳がせ釣りの場合はマトウダイにエサのアジをしっかりと飲み込ませる必要があるので、
胴調子の柔らか目のジギングロッドが有利です。
リール
リールはポイントの水深にもよりますが中型の電動リール・手巻きリールどちらでもかまいません。
ただ、基本的に深場を攻める可能性のある釣りでは電動の方が負担が軽いのは間違いありません。
ライン・リーダー
PEラインはその船指定の号数を使用しますが、強度的には2~3号あれば十分です。
ショックリーダーはフロロカーボンの10号~12号を接続しましょう。
全体的に少し太めの設定なのは、生きたアジを使用するのでマトウダイ以外にもヒラメや青物などが
ヒットする可能性が十分にあり、ある程度大物にも対応できるようにするためです。
市販の泳がせ1本針仕掛け、もしくは自作で対応
エサのアジの活きの良さが釣果の決め手
仕掛けですが、釣具店に販売されている青物用の1本針仕掛けで十分対応可能ですし、
「針・ハリス・三つ又サルカン」をそれぞれ購入して自作でも簡単に作れます。
ハリスの号数はマトウダイのみであれば5号もあれば切られることはほぼ無いのですが、
青物のような大型の外道の可能性も考慮すると、10~12号程度あると安心です。
泳がせ釣りでは基本的にエサの生きの良さが釣果に大きな影響を与えるので、
ハリスの太さはそれほど気にしなくても大丈夫でしょう。
エサは生きアジですが、針に掛ける際には軽く包み込むように持って、出来るだけ素早く鼻掛けにしましょう。
アタリがあっても早アワセは厳禁!
しっかりと送り込んで飲み込ませる
マトウダイのアタリはグーッと竿先を抑え込むような形になりますが、決して早アワセはしないでください。
竿先で送り込んでしっかりとアジを飲み込ませてから、ロッド全体で持ち上げるようにアワセを入れると良いです。
勢いよく大アワセをするとせっかく飲み込んだアジがすっぽ抜ける可能性があるので避けた方が無難です。
針掛かりすれば一定のペースで巻き上げて、海面まで浮上すれば玉網で取り込みましょう。
なかなか出会うことのないマトウダイですが、ぜひ一度釣って味わってみて下さい!