ニジマスは食用としても、内陸の観光地の釣り堀の対象魚としても知られていて、とてもポピュラーな魚です。
しかし、このニジマスは外来魚であり、日本固有の魚では無い事は意外に知られていない事実です。
日本の河川には、そもそもニジマスは生息していないのです。
と言うか、生息していなかったのです。
…が、現在は北海道を中心に、自然繁殖をしたニジマスが生息している河川はありますし、本土では放流によりニジマスが生息している河川があります。
ですので、現在はニジマス釣りが、日本の河川でも楽しめるのです。
そのニジマス釣りのポイントを、北海道の阿寒での初レインボーの話も交えて書いて行こうと思います。
>>Contents
天然ニジマス釣りをするなら北海道へ行くべし!
いきなりですが、ニジマスが自然繁殖をしているのは北海道のみです。
本土では、生息環境が合わずに繁殖が出来ないのが現状です。
ネイティブで、忘れられない程の引きの味の良いニジマスをランディングし、感動を味わいたいのなら、迷わず北海道へ飛びましょう!
北海道の大自然の中で育つニジマスは、50cm〜のクラスが揃う程の”BIGサイズ”です。
ニュージーランドのニジマスと並び”ワイルドレインボー”なんて呼ばれます。
そのサイズのニジマスが、流れのある河川で暴れるのですから、それは凄い生命感が伝わってきます。
今は、北海道まで行くのに、都内から飛行機を利用して、3時間足らずで行ってしまいます。
道東の釧路空港からレンタカーを借りて、2泊3日の釣行予定を組むのも容易になりました。
ニジマスは速い流れに着く
前回イワナについての記事で、イワナは緩い流れを好むと書きましたが、このニジマスは速い流れでも、全然問題なく流れに着きます。
逆に緩い流れに出る時は、ベイトを追っている時位です。
性格は常に凶暴で、いわゆるブラックバスの様な性格と思って下さい。 臆病どころか、ルアーやフライを流すとなんども果敢にアタックしてきますので、比較的釣りやすい魚です。
流れに、ニジマスがいれば釣れる可能性がとても高いです。
だから、観光地の釣り堀は、ニジマスが多いのかも知れませんね。
まずは阿寒川に立つ!
筆者は、それまで河川でニジマスを釣った事はありませんでした。
ある日、北海道でのニジマス釣行の釣り番組を見て、ニジマスを釣りたいと思い、思い切って北海道まで飛ぶことを決心しました。
目的地は、釧路空港から比較的近い阿寒川。2泊3日の家族旅行も兼ねた釣行です。
到着し、まず北海道の大自然には当然ながら驚きました。
途中、道東の釧路川もカヌーにのり、覗きましたが、アメマスやらニジマスやらの大物のいる雰囲気がプンプンしました。
その後阿寒に着き、ニジマス釣行で有名な区間での釣りを考えていましたが、その区間はなんと禁漁期間…。
地元の人にどこかで釣りが出来ないものかと聞き、「禁漁区間の上下なら、釣りは出来るよ」との情報を得たので次の日に行きました。
そして、キタキツネに初遭遇しながら、ついに、北海道の阿寒川に立つ事が出来たのです。
ついにワイルドレインボーに出会う!
阿寒川に立つ事は、私の夢でもありました。
その阿寒川に立った時は、体の内側から震えた事を今でも覚えています。
そして、いざ釣行開始!
いつもの小渓流とは違い、大きな流れです。
ロッドも少し大きいものを持って行きました。基本は流れにフライを流すのみ。
大岩に隠れたり、そんな事は一切しません。
立ち込んで、流れの中にフライをアップクロスで流すのみ。
ルアーも同じく、アップクロス気味にルアーを流すのみ。
そして、間も無く流れているラインが止まりました。
合わせてみると「ドンッ!!」と言う鈍いあたりで、ニジマスがHITしました。
ロッドは重さで、激しいベンディングカーブを描いて、なかなか魚は寄って来ません。
河川の深さも分からないので少し恐怖でしたが、下流の方へ魚と共に下りながらのバイトを20分程して無事ランディングが出来ました。
ニジマス釣りは、流れの中に着いているニジマスの口元にプレゼンする、点の釣りです。
ともかく、流れの中を表層からボトムまで念入りにクロールして行けば必ず釣果につながります。
是非、皆さんもワイルドレインボーにチャレンジしてみて下さい!
ニジマス釣りオススメロッド(フライ・ルアー)
フライロッド
英国の名門メーカーHARDY社のスイッチロッド。
4pcで携帯性も優れ、軽量、そして大物とのやりとりも安心のjet。
シングルハンド・ダブルハンドどちらも対応のスイッチロッドがベスト!
湖にも対応できます。
ルアーロッド
ロッドの長さが取り回しやすく、60cmを超えるワイルドレインボーとのやりとりでの安心感。
コストパフォーマンスが高いロッドです。