エギングのリーダー

エギと言われる疑似餌でイカを狙うルアーフィッシングがエギングです。

エギングの主なターゲットはアオリイカなのですが、このアオリイカを釣るエギングにおいて重要なポイントは3つあります。 

まずは、何と言ってもリール選びです。

基本的には、遠くへ投げる釣りなので、ベイトリールよりもスピニングリールを使用するのですが、リールの番数は2000番ほどあれば十分だと言えるでしょう。 

因みにロッドもスピニング系のロッドを使用するのですが、バスロッドでも対応できますので、シマノのシャウラクラスであれば、問題なくエギングを楽しむ事ができます。

 

次に、投げるエギの種類です。

エギと言っても多くの種類がありますので、その時の状況を見ながらナチュラル系やアピール系のエギを選んで投げていきます。 

基本的に周りがナチュラル系を選んでいて釣果が悪い様であれば、アピール系のエギを選ぶと良いでしょう。

しかし、上記の要素は、しっかりとしたラインやキャスティングの腕でカバーをする事ができる為、エギングを成立させるために最も必要なのは、PEラインとエギとの間にあるショックリーダー(リーダー)と言われる部分ですよね。

今回はこのリーダーについて少しお話をします。

 

エギングではなぜリーダーが必要?

リーダーが必要だと言いましたが、それはエギがルアーである為、アクションをしっかりさせないと釣果が上がらない為なのです。 

というのも、通常釣り人がリールに巻いているラインには2通りの種類があります。

それが、ナイロンラインとPEラインです。

この2つのラインのうちナイロンは、アクションを掛ける際にシャクルと糸に伸縮性がある為、海中であまりアクションが起きません。

それに比べて糸を編み込んで作られているPEラインは伸縮性が無く、エギをしっかりとアクションさせる事に優れているのです。

しかし糸でできている為、擦れに弱いという弱点と根掛かりをしてしまった際には引っ張る動作に強い為、なかなか切れず竿に負担が掛かってしまうというデメリットがあります。

そこで、エギとPEラインの間にリーダーと言われる、フロロカーボンのラインを入れるのが一般的です。

また、フロロカーボンを利用するのにはナイロンよりも伸縮性が無く、アクションが伝わりやすいという事と、透明な為水の中で同化し易いというメリットがあるのです。

そんなリーダーですが、多くのメーカーから様々な製品が発売されていますが、基本的に大物でも2キロほどのイカですから、ラインの号数は大きくても2号くらいのリーダーを選択すると良いのです。

 

リーダーの長さや結び方は?

リーダーがいかに重要な役割をするのかという事はご理解いただけたでしょうか。 

しかし、リーダーの必要性が分かっても使い方が分からなければエギングにはなりませんよね。

繋げばいいの?と良く釣具店で見かける、サルカンという道具を利用する方がいらっしゃいますが、PEラインとリーダーの結束にはサルカンは利用しませんので注意しましょう。

というのも、基本的にはPEラインとリーダーを編み込むという感じになります。

その中でも、メインとなってくる初心者にも比較的馴染みやすい物が、「電車結び、SFノット、FGノット」と言われる物です。

結び方としては、電車結びが簡単ですが強度が他の二つと比べると、やや弱いですがエギングであれば電車結びで十分です。

しかし、この結び方は難しく、面倒という方が多いです。

そこで、初心者にオススメしたいのは、簡単最速ノットと呼ばれているものです。

やり方は、リーダー側に作った輪の下からPEラインを通しクルクルとリーダーに巻き付けます。

 そのまま今度は輪の上の方からPEラインを通して〆るだけという簡単なものです。

この方法ならば、風邪が強くても暗くても直ぐにできますので初心者にはオススメなのです。

 青物や真鯛を狙うのであればSFノットやFGノットを覚える事も大切ですよ。

また、リーダーとPEラインを結ぶ際に一般的と言われているのは1.5メートルほどです。

わざわざ図る必要はありませんので、両手をいっぱいに広げた長さ(1ひろ)を目安にすると良いでしょう。

エギングのリーダーエギングのリーダーエギングのリーダー

 

おすすめのショックリーダーは?

 ショックリーダー(リーダー)の必要性と結び方が理解できたところで、おすすめのリーダーをいくつかご紹介します。

まずは、大手のクレハのシガーバトルエギリーダーです。

クレハは大手メーカーであり衝撃強度、耐摩耗強度の信頼性も抜群です。

金額も30mの物で、630円前後で購入できますので、初心者にはとてもおすすめです。

初心者にオススメなのが、最初からスナップが付いているデュエルクイックリーダーです。

このリーダーは、スナップが付いているのでリーダーとスナップの結びに自信が無い方におすすめです。

1m3本入りですので、カットが必要ないのも魅力ですね。

金額は、3m220円ほどとコスパはお世辞にも良いとは言えません。 

最後にご紹介するのは、シマノ製のCL-E23Kです。 

日本では言わずと知れた、釣り具の大手メーカーが販売しているリーダーです。

その為、耐久力等の信頼性は折り紙つきです。 

金額としては30m750円ほどなので、コスパにも優れていますので、安心してエギングを楽しみたいという方にはおすすめのリーダーです。

今のところエギングには、ナイロンのラインを使うという概念はあまり無いようです。

それはラインの耐久性や操作性を重視する釣りだからなのです。

しかし、ポイントさえ押さえておけば簡単に始める事ができる釣りですので、釣りを始める第一歩として初めて見るのもいかがでしょうか。

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