渓流釣りで使うルアー

実際に自然渓流へ釣りに行こう!と、心で決めたけど周りに渓流釣りをしている仲間もいなくて、分からない事ばかりの状態で不安だと言う人は少なくありません。
ここでは、そんな人たちのためにどんなタックルや装備が必要なのかについてや、渓流のような流れの速い所で一体ルアーをどこに投げれば良いのかなどを、渓流のルールも含めて明日すぐにでも渓流釣りに行ける様に、説明していこう思います。
緑あふれる自然の中での釣りは、とても気持ちが良いものですよ!

現地に行く前に、簡単に渓流のルールを知っておこう

渓流トラウトルアー釣りの入門者にとって、一番最初に覚えておくべき事は渓流のルールです。
後にも先にも、安心して自然渓流で楽しく釣りをするためには、このルールを知っておく事が必要だからです。
餌釣り師さん、フライマンさんもいる渓流で皆が楽しく釣りをするためには、共通のルールを守る事が重要です。
一つ目は、釣り券の購入です。

渓流(河川)は漁協が管理しているので、釣りをするのには釣り券(ライセンス料)を購入する必要があります。
この釣り券は、現地のコンビニや、釣り具屋さんで販売されている事がほとんどです。
事前に、釣り券の販売所を確認しておき、購入してから入渓するのが望ましいですが、万が一購入場所が不明の場合は現場売りもありますので安心してください。
ただし、現場売りの方が事前購入よりも大体の釣り場で多少値段が高くなります。
二つ目は、先行者がある時の、入渓ポイントです。
ほとんどの渓流では、釣り上がりが基本スタイルです。
先行者があった場合は、先行者よりも上流に入ることは厳禁です。
もし先行者よりも上流に入る場合は、先行者から十分な距離をとって入るか、先行者と話せるならば、先行者に一声かけて確認してから入渓するのが最低限のルールです。
なお、下流に入る場合は特に問題はありません。
以上、この二つが最低限のルールですので、ルールを守って楽しく釣りをしましょう!

 

渓流の図

渓流デビューなら、このタックルとシステムがおすすめ!

渓流では、ルアーウェイトの軽いルアーを扱えるロッドが、重宝します。
タックルは、スピニングタックルよりも、ベイトタックルの方が、短時間で簡単に扱える様になり、渓流では手返しの良さやキャストの正確性の面でも有利なので、ベイトタックルで、システムを組む事をおすすめします。
ベイトタックルのロッドは、2gからというモデルが多いですが、できれば1gから扱えるロッドの方が、より幅広い状況に対応できるのでおすすめです。
実際に多く用いられるサイズは、2.1gから2.8g位ですね。
中でも、渓流ベイトフィネスのパイオニアである、本山 博之氏監修の、”スミス BSトラウト HMモデル BST-HM53UL/C”ロッドは、初めの1本として、とてもおすすめです。
初めの1本の考え方として、ビギナーの時だけ使えるのではなく、長く使える良いロッドを購入する事をおすすめします。
リールは、ナイロンを巻いたリールだったり、PEラインを巻いたリールだったり、ギア比の違うリールだったりを、徐々に揃えていくと良いですね。
なお、おすすめのリールに関しては過去の記事で書いたのでそちらを参照して下さい。

リール
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ラインは、PEライン0.4~0.6号を30m巻いて、フロロのショックリーダー4lb~6lbを先端にセットすればOKです。
最近のルアースナップは性能が良いので、軽いルアーを使う渓流でも使えますよ!
以上が簡単なシステムなので、これらを揃えればタックルは万全です。

 

渓流のタックル

 

渓流での、装備や道具はとっても大切

タックルが揃ったら、危険の多い渓流ではそれなりの装備と便利な道具が必要です。
まずは、ウェーダーとウェーディングシューズですが、ウェーダーは胸まであるチェストハイウェーダーをおすすめします。
ヒップまでのウェーダーですと、先のわからない渓流では、途中から先に進めなくなり、悔しい思いをする事が、多々あります。
ですので、最初から胸まであるウェーダーがベストです。
ウェーダーを探していると、ウェーダーとシューズが一体になっている商品が売られていますが、そうでない別々になっている商品をおすすめします。
理由は足首の捻挫や、動きやすさといった安全面を考慮して、シューズは別で購入する方が絶対に良いからです。
後は、ルアーを入れるフィッシングベスト、小道具で最も重宝するラインクリッパー、目を守るためにサングラス、頭を守るキャップ、貴重な水分を持参するリュックと、感動の1匹目の魚を入れる、渓流用のランディングネットがあれば完璧です!

 

渓流のウェーダー

渓流でのルアーテクニックを紹介

渓流でのルアーキャストの基本は、流れを挟んでクロス又はアップクロスでのキャストになります。
幅の小さい渓流では、自分の立ち位置よりも下流の魚はすでに人に気がついているので、釣れません。
幅の広い本流域では、ダウンクロスも利用しますが、渓流域でのダウンキャストは初めのうちはほぼ考えなくて良いです。
具体的なキャストのイメージとしては、ルアーを自分の立ち位置よりも、上流へ向かい、流れをまたぐ様にキャストをして、ラインにテンションがかかる位のスピードで、巻いて来ます。
この時に、魚が追って来るのが見える場合があります。
ほとんどの場合は、その際に魚に口を使わそうと思い、不自然にルアーを止めたりします。

しかし、魚が追っている場合は、絶対にルアーを止めずにそのまま我慢して巻いて来るのが基本です。
そうする事により、また同じ所にキャストをすれば、再度ルアーを追って来て、釣れる可能性があるからです。
しかし、ルアーを止めてしまうと魚に見切られます。
魚が急に止まると言うことは、自然にはあり得ない動きなので、追いかけて来る魚に不信感を与えてしまい、見切られ追って来なくなるのです。
少し慣れて来ると、巻きながらロッドディップを揺らした、トゥイッチングを入れたりして、魚に口を使わせる事ができる様になります。
この流れをまたいだクロスと、アップクロスのキャストに、トゥイッチングを上手く使ったテクニックを、初めの内はマスターできる様に意識していると、釣果につながりますよ。

 

渓流の図

 

渓流で、とにかくあると良いおすすめルアーはこれ!

渓流で使うルアーは、主にスプーン、ミノー、スピナーの三種類に分けられます。
ミノーやスピナーは、夏場の渇水気味の河川に使用したりすると、より効果的だったりと、ルアーによりそれぞれその人なりの使い方があります。
しかし、はじめの内は未経験なので、どのルアーが良いのかは知る由もありません。
そこで、このルアーを持って行けば、ひとまず大丈夫と言えるおすすめルアーを紹介します。
まずは、スピナーで”スミス AR-S トラウトモデル 720円”ですね。
このモデルの2.1gを持っておけば、とりあえずは、どの渓流に行っても一番はじめに探るの時に為の、パイロットルアーとして重宝します。
ミノーでは、”スミス ウェイビー50s 1400円”なんかは、3gととても軽いシンキングミノーなので、流し方によって、いろいろなレンジを狙える事もあり、あるととても便利です。
トラウトと言えば、昔からスプーンが定番。
そのスプーンは、いろいろなサイズや形のスプーンを持っておく事はもちろんですが、中でも”スミス バックアンドフォース 550円”は流れのある所では、とても実績のあるスプーンなので、おすすめです。
この形状のスプーンは、リアクションバイトで食わせる事が出来るので、ルアーケースに入れておくと良いでしょう。
イワナ、ヤマメ、アマゴと言ったターゲットの違いにより、若干ルアーの好みに違いはありますが、とりあえず、このおすすめルアーを持っていれば、それなりに対応出来ます。
最後のアドバイスとして、渓流魚は非常に警戒心が強い魚ですので、アプローチに十分気をつけて下さい。
そこを常に意識していれば、必ず釣果は上がりますから!
ここまで読んでもらったら、後は用意が整えばいつでも渓流に出れますね!
※渓流には禁漁期間がありますので、各河川の解禁期間を調べてから、実際の釣りの計画をたてましょう!

 

渓流おすすめルアー

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